プールやスパ、温泉施設の衛生を守る清掃方法

多くの利用者が裸足で歩き回るプール、スパ、サウナや温泉施設では、環境美化の面ではもちろん、菌の繁殖を抑制するためにも徹底的な衛生管理が必要不可欠です。薬剤を伴う清掃作業は時間とコストがかかりがちですが、適切な清掃機器を導入し清掃順序を守れば、清掃コストの削減と環境保護が同時に実現でき、利用者に安全な環境を提供することができます。
※当社製品は家電製品であり医療機器ではございません。本製品を使用することによって予防·治療などの効果を保証するものではありません。

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プールやスパ、温泉施設の衛生リスク

プールやスパ、温泉施設の衛生リスク
糸状菌類の蔓延とリスク

プールやスパ、温泉施設の更衣室で水着に着替える前と後では、衛生基準のレベルが異なります。普段の環境で衣服を着用した状態では適切と思えることでも、プールやサウナ、温泉施設など裸足になるエリアではより高い衛生基準が求められます。なぜなら、糸状菌類(カビ)等が蔓延するおそれがあるからです。そのため裸足になるエリアの清潔さは、プール・スパ温泉施設の衛生管理における最重要課題となります。

床面の清掃

床面の清掃
ノーリスクで裸足になるための適切な清掃方法とは

糸状菌類(カビ)などの蔓延を予防する清掃方法のひとつとして、酸性*、アルカリ性の洗浄剤を交互に使用して無機系、有機系両方の汚れを除去した後、薬剤を散布して菌類の繁殖環境を排除する方法があります。なおこの方法は、清掃機器を用いることで、薬剤の散布など除菌清掃作業を簡略化でき清掃効率を向上させることができます。

*セメントを含む材質は酸に弱いため、酸性の洗浄剤を使用する場合は、事前に水を流して隙間や溝に水分をよく吸収させ、酸によるダメージを防ぐことが必要です。
注意:当社製品は家電製品であり医療機器ではございません。当社製品を使用することによって予防・治療などの効果を保証するものではありません。
床洗浄機+アクセサリーで清掃作業にかかる時間とコストを削減

薬剤は、床面清掃の後に散布されるのが一般的です。夜間、薬剤を表面上に残したままにして、翌日に洗い流す手順を踏む施設も多いでしょう。一方で、ローラーや振動技術を搭載した床洗浄機を使用すれば、少ない散布回数で床表面を長期間清潔に保てることが期待できます。この清掃方法は、より環境にやさしく、時間の節約にもなります。

洗浄ポイント

プールやスパ等の除菌には次亜塩素酸ナトリウムが含まれる薬剤が使われることが多いですが、糸状菌はその薬剤に対して抵抗性が強いと言われています。
薬剤が効果を発揮し持続性を高めるためにも、床洗浄機でしっかりと予備洗浄をし菌を減らすことが大切です。ケルヒャーの床洗浄機は、汚れの指数を検査する「ATPふき取り検査」にて高い洗浄効果を得られました。

ATPふき取り検査で実証!床洗浄機の洗浄力

●ケルヒャーの床洗浄機は、ATPふき取り検査において、清掃の評価基準として設定した第一基準値を「たった一往復」でクリア。

●水のみの洗浄でも効果的な結果を確認できましたが、洗浄剤を使用しての検査ではさらに良い結果が得られました。

床洗浄機を用いる際、洗浄面を傷つけずに清掃効果を発揮するためには、洗浄面の材質に適したブラシやパッドの選択が鍵になります。

きめの粗い材質のタイル

毛足の長いローラーブラシ

きめの細かい材質のタイル

マイクロファイバー製のローラーブラシ

きめの細かいストーンウェアタイルに汚れがこびり付き変色している場合

メラミン樹脂のパッドをシングルディスクタイプの床洗浄機と合わせて使用

※注意:研磨材付きのパッドを滑り止め加工されたタイルに使用するのは避けましょう。表面が徐々に研磨され、滑りやすくなってしまいます

床面以外の清掃

床面以外の清掃
手作業による清掃と除菌の方法

壁、サウナ室のベンチ、木製や塩化ビニル製のチェア、更衣室、ロッカーなど、床以外にも肌が直接触れる箇所は数多くあります。こういった場所では、よく行われる「磨いて拭く」手作業での清掃と除菌作業で菌類の繁殖を抑制します。薬剤を使用する際は、酸素系の薬剤を使用すると、木材に染みが残りにくいです。なお薬剤の使用は、「必要な分だけ、最小限に抑える」を心がけましょう。

スチームクリーナーを使用した清掃方法

空間の条件によっては、スチームクリーナーを使って壁やチェアを徹底除菌する方法が適している場合もあります。広い空間には、糸くずの出ないパイル織、またはマイクロファイバー製クロスと大型のフロアノズルを組み合わせると、効率よく清掃・除菌ができます。

注意:当社製品は家電製品であり医療機器ではございません。当社製品を使用することによって予防・治療などの効果を保証するものではありません。

大型フロアノズルにパイル織のクロスを取り付けると、広い空間を効率よく清掃できます。

予防清掃で安心。ベッドや客室に潜む「害虫」対策

一見きれいな宿泊施設も、旅行客の往来により害虫が持ち込まれることがあります。家具の裏や隙間など害虫が好む場所の清掃には、約100℃の蒸気を噴出するスチームクリーナーで予防清掃を心掛けましょう。高温の蒸気は一般的な薬剤スプレーより害虫を減少させる効果が期待できるうえ*、化学品を用いないので従業員が安心して使用することが可能です。

*出典:オックスフォード大学出版局の文献より

注意:当社製品は家電製品であり医療機器ではございません。当社製品を使用することによって予防・治療などの効果を保証するものではありません。

高圧洗浄機を使用した清掃方法

高圧洗浄機は、衛生設備、シャワー、壁、床、滑り止めマット、タイル張りのベンチを清掃するのに適しています。ただし、正しく扱うためには適切なトレーニングが必要です。清掃箇所の表面を傷つけないために、高圧洗浄機のノズルを表面に近づけすぎないように注意して洗浄を行います。

ケルヒャーは、性能だけではなく環境保護も考慮した洗浄剤を日夜研究しています。効率的に洗浄するために、製品と洗浄剤の組み合わせを考え、バランスの取れた洗浄剤を提供します。

清掃のヒント集

清掃のヒント集

他にも、プール・スパ施設の清掃や清掃方法の選択に役立つヒントがあります。ぜひご活用ください。

●温水は無機物をより多く含んでいるため、沈着物が残りやすい傾向があります。そのため、スパ施設での清掃は回数を増やし、より重点的に行う必要があります。

●ガラス表面上の結露水に無機物は含まれませんが、飽和水蒸気によってガラスの表面が曇ることがあります。衛生面への影響はありませんが美観を損ねるので、定期的に除去を行います。窓用スクイジーを使えば、簡単に曇りを予防できます。

●床下暖房を備えた部屋では、高温の床によって洗浄面が乾燥しないように、段階的に清掃を行います。

●プールに洗浄剤が混入するのを防ぐため、清掃中はプールの隅にある排水路の水流の向きを切り替える必要があります。

まとめ

まとめ
清掃効率を最大限に上げる施策が事業成功の決め手に

プール、スパ、サウナや温泉施設において高水準の清潔さを確保することは、経営者の責務とされています。管轄の機関や団体によるさまざまな推奨事項は存在しますが、実際の清掃作業はそれぞれの経営者の裁量で実施されていることが多いようです。

施設の清掃が経営者に多大な時間と費用を強いることは明らかで、特に人の多い日中に行うことができないエリアでの作業の場合はなおさらです。清掃作業を開始できるのは営業終了後になり、徹底した清潔さが求められる場合には、さらに早朝にも作業が必要になります。可能な限り効率を上げ、最短時間でゴールに到達するためには、最適な清掃機器への投資価値は十分にあるといえるでしょう。

利用者にリラックスしてもらうためにも、また存分に楽しんでもらうためにも、施設を清潔に保つことは基本的な必須条件です。それが確実に利用者の評価を上げて新たな利用者を呼び寄せ、事業成功の決め手となるのです。

お問い合わせ

お客様の環境によって、最適な製品は異なります。担当営業がヒアリングのうえ適切な機器をご案内いたしますので、ケルヒャー製品を使っての清掃、衛生対策にご興味をお持ちいただけましたら、下記よりお問い合わせください。

 

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