カーペットリンスクリーナー(リンサー)で布製品を効率的に洗浄

カーペットやソファなどの布製品は、見た目以上に汚れています。しかし、1台で洗浄と汚れの回収ができるリンサーを使用すれば、目に見えない汚れや布製品の洗浄を効率的に行うことができます。衛生的な環境や美観の維持のためにも、布製品は定期的な洗浄を行うのがお勧めです。

sc_img01

リンサーとは

カーペットリンスクリーナー(リンサー)とは?

カーペットリンスクリーナー(リンサー)とは布製品の洗浄ができる清掃機器のことで、ケルヒャーでは「カーペットリンスクリーナー」と呼んでいます。最近は家庭用に小型のリンサーが販売されていますが、元々は清掃業者が使用するプロ用の清掃機器です。

リンサーを使って布製品の洗浄にかかる時間と手間を大幅に短縮

カーペットやソファなどの布製品は、丸洗いができなかったり洗浄作業に時間や手間がかかったりと、さまざまな清掃課題があります。しかしリンサーを使えば、作業は洗浄水の噴射、汚れた洗浄水の回収の2ステップのみ。しかも、洗浄作業はとても簡単です。またケルヒャーのリンサーと独自技術で開発された洗浄剤を併用すれば、洗浄剤を使用しながらもすすぎ洗い不要で洗浄を完了させることができます。
※乾燥後、アップライトクリーナー等の掃除機で吸引するとより綺麗に仕上がります。

リンサーの仕組み

リンサーの内部は、汚れを落とす洗浄水を入れる洗浄水タンクと、回収した洗浄水を入れる汚水タンクに分かれています。洗浄水タンクに入った洗浄水は洗浄水ノズルから噴射され、汚れを浮き立たせた後に回収用のノズルから吸引され、汚水タンクに入ります。

スチームクリーナーとの違い

リンサーとスチームクリーナーってどう違うの?
汚れを浮かせて落とす清掃機器として、リンサーとよく比較されるのがスチームクリーナーです。
一般的に、リンサーは洗浄剤を水で希釈した洗浄水、または水のみを布製品に吹き付けて、汚れと一緒に回収することで汚れを除去します。一方でスチームクリーナーは、高温のスチーム(蒸気)を吹き付けて、緩んで浮き上がった汚れをクロスで拭き取ることで汚れを除去します。
水、洗浄剤
(水のみでも洗浄可能)
洗浄に使用するもの 水(高温スチーム)のみ。
洗浄剤は使わない
洗浄水や水で汚れを浮かし、吸引して汚水タンクに回収 汚れの除去方法 高温スチームで汚れを浮かし、クロスなどで拭き取る
布製品の汚れ全般 汚れの種類 油汚れ、ぬめり、皮脂汚れなど
カーペット、布製ソファ、車内シートなどの布製品
(詳細は次項目)
使用場所 キッチン、洗面所、浴室、リビング、フローリング、布製品など

リンサーで洗浄できる場所

リンサーで洗浄できる場所
リンサーは布製品の洗浄に適し、広範囲のカーペットから車内のシートまで、さまざまな場所の汚れを取ることができます。布製品にたくさんの汚れが付着すると悪臭の原因、細菌や寄生虫の繁殖原因になります。また長時間放置するとシミになって除去しづらくなることがあるため、定期的な洗浄がお勧めです。

応接室のソファ・来客用ソファ

オフィスチェア

ショールームの来客用チェア・スツール

オフィス・ロビー・客室などのカーペット

乗用車・社用車のシート

喫煙車の内部
※ニオイを軽減できます

嘔吐、糞尿の洗浄

尿や血、臭いが付いたベッドマットレス

※ご使用後はしっかり乾燥させてください

使い方

リンサーの使い方
リンサーを使った布製品の洗浄作業は、とても簡単です。ここではケルヒャーのカーペットリンスクリーナーPuzzi 10/1』を使った洗浄の仕方をご紹介します。
①道具の用意
洗浄に使用する道具を用意しましょう。Puzziではリンサー、水道水、洗浄剤を使用します。

Puzzi 10/1

水道水

洗浄剤『RM 760 TABLET』

②洗浄水の準備
機器内部にあるタンクに洗浄水を入れて、洗浄の準備をします。
汚水タンクに格納されているバケツに水道水を汲んで洗浄水タンクに入れ、洗浄剤RM 760を1錠を入れて溶かします。洗浄剤は袋から取り出さず、そのまま入れてください。(袋は水に溶けます)
※洗浄剤RM 760は4Lの水に1錠溶かします
※水温50℃を超えるお湯は使用しないでください
③洗浄
機器の電源を入れ、洗浄を始めます。

洗浄で使うボタンは「洗浄水噴射」と「吸引」の2つだけ。両方のボタンを押して洗浄を始めます。

スプレーグリップのレバーを握ると、洗浄水噴射と吸引が始まります。レバーを握ったままフロアツールを手前にゆっくり引いて、噴射した洗浄水と汚れを吸引します。

スチームクリーナーとの併用で除菌もバッチリ!
リンサーとスチームクリーナーのノズルを前後に重ねて洗浄すると、高温スチームで浮き上がった汚れを洗浄水と一緒にすっきり回収できます。さらに、スチームクリーナーによって高い除菌効果が期待できます。
④汚水を捨てる
回収した汚水を捨てて、洗浄は完了です。
汚水タンクがいっぱいになったら捨てます。
洗浄水タンクが空になった場合は、新たに洗浄水を入れればすぐに洗浄を再開することができます。
⑤使用後のお手入れ
使用後は、毎回お手入れをしてから保管します。

洗浄水タンクに余った水を吸い上げることで、タンクやホース内部をきれいにすることができます。本体はぬるま湯か中性洗剤に浸した布を固く絞って汚れを拭き取ります。

洗浄水タンク・汚水タンクの中にあるフィルターは水洗い等で汚れを取り除きます。

おすすめ製品

ケルヒャーのおすすめリンサー
プロ用の清掃機器を幅広くラインナップするケルヒャーのリンサーは、洗浄したい場所やその面積に応じた製品をラインナップしています。
イスからカーペットまで幅広い用途に
Puzzi 10/1
最大清掃能力:20-25㎡/h
タンク容量:洗浄水10L/汚水9L
小規模範囲の洗浄にぴったり
Puzzi 8/1 C
最大清掃能力:12-18㎡/h
タンク容量:洗浄水8L/汚水7L
広範囲なスペースを洗浄するなら
Puzzi 30/4
最大清掃能力:60-75㎡/h
タンク容量:洗浄水30L/汚水15L
屋外で使用しやすいバッテリー式
Puzzi 9/1 Bp
最大清掃能力:12-18㎡/h
タンク容量:洗浄水9L/汚水7L
手押し式で広範囲の洗浄に
BRC 30/15 C
最大清掃能力:150㎡/h
タンク容量:洗浄水15L/汚水17L
シミや黒ずみ落としに最適な専用洗浄剤
RM 760 TABLET
容量:16錠入り
pH:中性(1%希釈時)
洗浄剤を使うのに、すすぎ洗いが不要な理由
布製品の洗浄に洗浄剤を使用する場合、すすぎ洗いをしないと洗浄剤が残留し、新たな汚れが付着する原因になります。しかしケルヒャーの洗浄剤は、「汚れをカプセル化」する独自技術iCapsolによって、すすぎ洗い不要で洗浄を完了させることができます。
※乾燥後、アップライトクリーナー等の掃除機で吸引するとより綺麗に仕上がります。