お客様導入事例|ビル清掃業務改善
カーペットスイーパー「CVS 65/1 Bp」モニターキャンペーン当選レポート
ケルヒャー業務用品を導入いただいたお客様の事例をご紹介いたします。


客室清掃を助ける除塵作業の簡略化でカーペット清掃の労力が最大80%削減!
ケルヒャー ジャパンのカーペットスイーパー「CVS 65/1 Bp」。この清掃マシンを導入することでどういった変化があるのか、山形ビルサービス協力のもと、約5か月の現場検証を実施。山形県寒河江市にあるホテルサンチェリーの除塵作業を「CVS 65/1 Bp」で行ったところ、客室清掃にも好影響を与える驚きの結果が出た。その改善事例とはいかに!?
協力=株式会社山形ビルサービス/株式会社一龍/ケルヒャー ジャパン株式会社
写真=尾苗清 取材・文=比地岡貴世
改善ポイント1
2名で行っていた除塵作業を1名に半減
改善ポイント2
ポット型掃除機の除塵作業と比べてカーペット清掃の労力が最大80%削減
改善ポイント3
ホテル側にも清掃労力の軽減を提案でき、信頼度がアップ
経費をかけず効率化
2023年1月25日から2月17日まで〈カーペットスイーパー「CVS 65/1 Bp」モニターキャンペーン〉を実施。北は北海道、南は大分まで全32社にご応募いただいた。厳選なる抽選の結果、東北のビルメンテナンス会社のパイオニアとして知られる株式会社山形ビルサービスに「CVS 65/1 Bp」を贈呈することとなった。
同社では、4月から山形県寒河江市にある庭園露天風呂付掛流し温泉が楽しめるホテルサンチェリーにて「CVS 65/1 Bp」の運用をスタート。キャンペーンの応募者であり、ホテルサンチェリーにおける現場責任者を務める業務部業務管理課主任の新岡大平さんは、今回の応募の経緯について次のように話した。
「当選するかわかりませんでしたが、経費をかけることなく、効率化できるのであればと思い応募しました。また、現場の高齢化について向き合い、少しでも楽に、そして省力化につながることができたらと思いました」
新岡さんが所属する業務管理課は、現場の人手不足解消に向けた取り組みを進める役割を担い、求人活動や新卒採用が主業務の一つである。加えて、現場の管理も行い、そのうちの一つに、ホテルサンチェリーが存在している。
「この現場は、部屋数が90部屋。そのルームクリーニングと1階、2階の共用部廊下とトイレの清掃がメインとなります。宴会場もあるのですが、そちらはホテルサンチェリー側で清掃を行います。スイーパー導入にあたって、私どもは共用部での使用をメインとして考え、同時に、宴会場の清掃にも使ってもらいたいという思いから、共同での使用を提案させていただきました」
ホテルサンチェリーでは、コード式のポット型掃除機を主軸に、他にもコードレスのハンディクリーナーを使用し、除塵作業にあたっていた。1階エントランスの延べ床面積は120m2を誇り、当然、その除塵作業の負担が大きく、メインとなる客室清掃が逼迫するほどであった。
取材協力
株式会社山形ビルサービス 業務部
業務管理課 主任 新岡大平氏
▶ホテル・レストラン業界の人材派遣会社を経営後、コロナを契機にその経験を活かし、同社に入社。業務管理の傍ら、現場の人手不足解消に向けた採用活動、資機材改善などを担当。
共同で清掃マシンを利用
ホテルサンチェリーでの清掃業務を支えるのは12名のスタッフ。日本人が10名、ベトナムからの技能実習生が2名という体制である。築年数が経過してきたこともあって、ユニットバスの浴室、シャワーカーテン、空調、さらにはベッドのスプリングなど、経年劣化するものも増えてきており、日々のメンテナンスが重要であるという。
そのため、共用部、専用部の廊下の除塵作業を効率化し、少しでも客室清掃に時間と手間をかけたいというのが新岡さんの想いとしてもあった。
「前職で、ホテルの人材派遣会社を運営していたこともあって、宴会場やロビーなどの掃除機がけが重労働であることも知っていました。当社のみならず、ホテルサンチェリーの従業員の方にも省力化になればというところで、ホテル側とも協議したうえで、CVS 65/1 Bpの運用を始めました」
チェックアウトが終わる10時を目安にエントランスの除塵を始め、上への動線は一般エレベーターを使用する。2階ロビー、3階から10階までの共用廊下を順繰りに作業していく。
ホテルサンチェリーの従業員が主に使用する2階のコンベンションホールについては、夜9時以降、もしくは翌朝ということで、山形ビルサービスとの使用時間帯が異なることから、問題なく両者で使い分けることができている。
「全面の除塵作業は圧倒的にカーペットスイーパーが向いているのでが、ソファーやテーブルの下などはポット型などを用いて分けて作業します。マシンの取り替えが面倒と感じる方もいるのは事実です。現場の声からすると、好みは半々というところでしょうか」
新岡さんも現場管理する立場から、決して強制することはなく、「1か月でもいいから使ってみて」と促し、「それでもダメだったら元に戻していいから」と、選択肢を与えることで働きやすい職場づくりを形成している。
一般エレベーターで運搬できるほどのサイズ感であるため、作業動線に困ることなく、上下フロアの移動が容易に
CVS 65/1 Bpの利点
山形ビルサービスでは、何機種か別のカーペットスイーパーを導入し、運用しているという。「CVS 65/1 Bp」については、他社製品と比べて静音であること、吸引幅が広いことに優位性があると新岡さんは評価し、何よりも36Vリチウムイオンバッテリー「バッテリーパワープラス 36/75」も高品質であるという。
「ケルヒャー製の背負い式クリーナー『BVL 5/1 Bp』を導入していることから、バッテリーには互換性があります。他製品では、本体が故障してしまい、バッテリーだけは使えるのに、新しい製品を買うとまた別のバッテリーを購入しなければいけないケースがありますからね」
他にも、バッテリー残量が可視化されているため、あとどれだけ動かせるのかが瞬時にわかることも高く評価していた。
「コードレスとなれば作業できる範囲の制限がありませんし、ポット型、ハンディバキュームで行っていた作業時間よりも半分、什器備品がないところであれば80%の時間削減が可能です。通常、1、2階の共用部の除塵作業を実施しているスタッフが、そのままルームクリーニングに入りますが、時間が短縮できたことで客室清掃に注力できますから、確実に生産性は上がっています」
他にも、3階から10階の専用部通路については、従来ではポット型掃除機を用いて、2人のスタッフが掃除機がけを行っていたという。そこについても「CVS 65/1 Bp」1台でカバーすることができ、2人工かけていた作業時間を1人工で完遂している。
「コロナによる規制が緩和されて、観光客も7、8割くらい戻ってきました。当然、宿泊施設の稼働率も上がるなかで、一昨年、昨年と比べて『こんなに客室清掃って忙しかったっけ?』というギャップを感じて、スタッフ一人ひとりが疲弊しているような感じです。スタッフの平均年齢も上がっているなかで、絶えず生産性向上を目指していきたいと思います」
カーペットスイーパー CVS 65/1 Bp
充電器が内蔵されているケースがあるが、本機はバッテリーの取り外しが容易で、さらには予備バッテリーを内部に収納することもできる
バッテリー残量が可視化されていることから、作業中でも明確に残り時間を確認することができる。また、カーペットの毛足に合わせてブラシの位置を調整可能
対象製品
カーペットスイーパー「CVS 65/1 Bp」
取り外し可能な36Vのリチウムイオンバッテリー「バッテリーパワープラス」で稼働するカーペット清掃用のスイーパー。一度に約60分間、効率的にクリーニングでき、1回の充電で最大1,800m2の面積をこなせる性能。広範囲の除塵作業に向き、共用部・専用部の廊下などに適している。
メインブラシは、さまざまな種類のカーペットに対しても簡単に調整できる。また、接地圧力はランプを見ながら正確に設定でき、カーペットを傷つけずに、ローラーの摩耗を抑えながら安全に作業することができる。
撮影施設
ホテルサンチェリー
山形県寒河江市本町一丁目2-23
▶寒河江駅から徒歩約5分。シティホテルとして10フロアあり、全90部屋。コンベンションホール&宴会場を完備し、隣棟の旅館・一龍の源泉掛け流しの天然温泉も利用できる。
お客様導入事例一覧
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